炎上していますね。4月23日放送のガイアの夜明け(テレビ東京)テーマは「商社の16年目社員」。
伊藤忠商事で産休育休を3年7ヶ月とり、子どもを2人育てている女性総合職社員(資源エネルギー部門勤務)に対し、上司が面談で「同期から完全に遅れをとっている」「人事や総務はどう?9時、5時で帰れるよ」という発言をしたことが話題に。
いえ、炎上ネタに。
面談の真意や番組制作側の意図はテレビ画面だけではわかりませんが、「これでよい」と伊藤忠商事がOKしたのであれば、「魂胆」があるのでしょう。
なにせ「商人」ですから。とはいえ、視聴者からすると、真意をくみ取るほどの「視聴者力」を求められることには抵抗がありますから、「どういうこと?!ひどいよね。あの言い方は」ということになります。仕方のないことだと思います。
ただ、働き方改革最優秀企業とまで言われる伊藤忠商事の面談で、「切ないことを言うよな」という印象はぬぐえないでしょうね。
ですが、この取り上げられた女性社員の方は、「新しい切り抜け方で結果を出してみせる」と決意しているにちがいありません。
手強い世界中の取引相手と16年もの間、闘い続けてきたのですから。
3年7か月の産休育休期間にも、じっくりと情報戦とネゴシエーションで勝ち抜く準備をしていたに違いありません。
こういう働き方こそ、慢性化した働き方、仕事の仕方に陥っている企業に「創発力」の息吹を吹き込むのではないでしょうか。彼女の「勝ち方」を見たいものです。どれだけの高い壁、硬い壁を打ち破ったのかを知りたいですね。
彼女は自分の働き方、生き方をロジカルに考えることができるから挑み続けることができるのでしょう。
上司からのキャリア面談での冷たい言葉にも、「言われるのは百も承知」「私でなければできない仕事をするから、黙ってみていて」と心の中で自分に言い聞かせていたのではないでしょうか。
そのことを面談者が理解していたかどうかはわかりませんが(笑)
男性脳には「理想を現実に変える」という「したたかさ」はないかもしれませんが。(ちょっと意地悪を言ってみました。男性読者の皆様、失礼しました)
闘いの現場に復職する子育て女性は、人生全体をロジカルにとらえる能力となりたい自分になるためのセルフマネジメント能力が備わっています。強い覚悟を支えているのは、ロジカルワーキング発想とセルフ「復職」は人生のターニングポイントでもあります。「闘う」ことと「したたかに生き抜く」ことの2つをロジカルワーキングの視点から考えてみましょう。
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