ビジネスウェルネス倶楽部Business Welness Club

SMBCのGパンOKは働き方の本質的な変化?

良いとも悪いとも言えないことですが、SMBC本社の夏場限定Gパン、Tシャツ勤務OKはそれなりに驚きました。
みなさんは?

研修会社としては仕事モードへの切り替えは上手くできるのだろうか?と危惧するところではあります。一方、夏場のストレスから解放される分だけ、仕事の効率やアイデアの広がりにはよい影響が観察できるのでは?とも思います。

さらには、トヨタは来年のオリンピック期間中は在宅勤務になるそうです。この機会に在宅ワークやテレワークを加速させるということでしょう。

ある意味では社員の「自由度」が認められつつあるということですが、その反面には「終身雇用は困難」という豊田章夫社長や中西経団連会長の5月発言の真意が各企業の思惑の中にも見え隠れしているように思えてなりません。

少し極端な言い方ではありますが、結果さえ出せれば、服装や勤務場所は問わない、という考え方ともいえます。ある意味で本社勤務層の「働き方の自由化」=終身雇用・序列制度の終焉を意味しているのではないでしょうか。実際、SMBCは入行後最短8年で管理職になれる制度をはじめました。

SMBCの事例でもわかるように、行員(現場窓口)は営業部隊ですから、服装の自由は簡単に認めることができません。とは言ってもテレビドラマで話題になったとおり、支店数はどんどん減っていきます。

オンラインビジネスに移行し、銀行窓口は保険や証券を扱うことによる手数料収入化しようとしています。特に保険は「保険の窓口」のビジネスモデルと同じタイプだと考えれば、保険会社としては銀行窓口に成果を期待できます。「社員でなければできない仕事」という位置づけになります。

ですが、この営業も人数的には少なく絞り込まれています。
さらには、テレビ型相談を導入すれば、支店に毎日、定数で勤務する必要性も薄くなっていくのでしょう。

これらの現実は、働き方改革を進める中で終身雇用を続けるインセンティブがない、再雇用制度を続けざるを得ないメリットがない、という企業の本音ともいえます。

コンビニやスーパーには次々と自動精算機が導入され、人手不足に耐えうる仕組みが整い始めています。パートで働く仕事はどんどん減っています。

令和は「自分」をいかに商品化できるのか、というテーマからはじまりました。「終身雇用はもう終わりだ」という心のけじめをつけ、会社との向き合い方を図る時期が訪れようとしています。

【速報】

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7月16日ごろに、第一報をご案内いたします。お楽しみに!

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